新宿連絡会チラシ集第四十八集(2025年1月より)
2025年1月2日新宿連絡会チラシ
2025年1月5日新宿連絡会チラシ
2025年1月12日新宿連絡会チラシ
2025年1月19日新宿連絡会チラシ
2025年1月26日新宿連絡会チラシ
2025年2月2日新宿連絡会チラシ
2025年2月9日新宿連絡会チラシ
2025年2月16日新宿連絡会チラシ
2025年2月23日新宿連絡会チラシ
2025年3月2日新宿連絡会チラシ
2025年3月9日新宿連絡会チラシ
2025年3月16日新宿連絡会チラシ
2025年3月23日新宿連絡会チラシ
2025年3月30日新宿連絡会チラシ
2025年4月6日新宿連絡会チラシ
2025年4月13日新宿連絡会チラシ
2025年4月20日新宿連絡会チラシ
2025年4月27日新宿連絡会チラシ
2025年5月4日新宿連絡会チラシ
2025年5月11日新宿連絡会チラシ
2025年5月18日新宿連絡会チラシ
2025年5月25日新宿連絡会チラシ
2025年6月1日新宿連絡会チラシ
2025年6月8日新宿連絡会チラシ
2025年6月15日新宿連絡会チラシ
2025年6月22日新宿連絡会チラシ
2025年6月29日新宿連絡会チラシ
仲間たち。新年明けましておめでとう!
どうにかこうにか、無事ではないかも知れないが、とりあえず年を越したことを祝いたい。
今年は、せめて、明るい年になってもらいたいものである。
とは云いながら、年末の炊き出しには多くの人が並び、生活に困窮している人が多くなっているのも事実である。世界的には「戦争とインフレの時代」。日本はまだましな方なのであるが、それでも値上げラッシュが続けば、より一層生活は厳しくなる。賃上げが叫ばれ、最低賃金の見直しやら、年金や生活保護費の改定やら、「給付金」もそうなのであるが、この物価高にスライドした色々な施策が今年も続くことであろう。それがどこまで痛みを緩和させられるか?内政的にはそんなところが課題になるだろう。
他方で景気は良い。仕事もある。現場は人手不足のままで、外国人労働者も多く参入している。インバウンド(訪日外国人)も多く来ることであろう。都心部や観光地はますます「多国籍化」していくだろう。「他文化共生」と云うのは大久保地区を抱える新宿区が昔から言っていることである。生活保護とってアパートに転宅したら隣が外国人なんてケースも多くあったりもする。富裕層はマンションや一戸建暮らしであるが、貧乏人は木賃アパート。そこは、上手につきあっていかないとまた路上にもなりかねない。ま、これが「他文化共生」。
外国人労働者はとても団結力が強い。異国に来て働いているのであるから心細くもなるだろう。同じ立場の仲間との関係がとても必要になり、困った時はお互い様の関係が自然と作られる。
かつて、野宿の仲間が新宿の片隅で、まとまり、そして団結したのと同じである。
今の炊き出しや食料配布は「救済活動」が主で、施しを与えるだけであるが、それを享受しているだけでは労働者として生きて来たプライドも失われ、仲間意識も、仲間同士の助けあいの精神も希薄になる。
貧乏であっても、何もなくても仲間は作れる。共に生きることも出来る。助け合うことも出来る。
かつて、俺らの先輩達が残飯を必死で漁る姿を多く見て、これはあまりにも悲惨じゃないかと、新宿の炊き出しは始まった。襤褸をまとっている姿を見て、衣類の提供も始まった。新聞紙でくるまっていた姿を見て、毛布の配布も始まった。現場の状況をつぶさに見ていなければ出来ない日常的な助け合いである。
後悔などしても仕方がない。生きていかなければならないからだ。今を肯定し、今を生きていこう。何せ新宿には多くの仲間が居る。そして、「宿場町」の宿命なのか、生活に窮した人々がここに集まり、この街からもう一度羽ばたこうとしている。何度取り締まりを受けようとも、この街はそう云う仲間のメッカである。
新年だからと大したことは言えないが、連絡会も今年一年、引き続き、頑張って行きたいと思う。
「すべては野宿の仲間のために」この原点を忘れず、今年も仲間と共に!
年末年始の取り組み、大変ご苦労さまでした。
今度の日曜日は高田馬場事務所で鍼灸相談会あります。
仲間たち。
穏やかな日が続いた年末年始であった。夜は寒いが昼間は意外と暖かで、身体への負担も少なく、まあ、どうにかこうにか、仲間と共に過ごせたことを感謝したい。
年明けも、多少は天気が崩れるようであるが、それ以外は同じような冬の気候。とにかく乾燥しまくっている。年明けの2日には都庁下の小屋と云うか、荷物と云うか、寝床と云うのか、そこら辺は微妙であるが、そこが全焼してしまう火事があった。
原因は分からぬが、放火にせよ失火にせよ、燃えやすいものが大量に積まれてあったりすると、あっと言う間である。これはどこに住んでいたとしても同じなので、とにかく気をつけていくしかない。消火器が準備できなくとも、ペットボトルに水をいれ、枕元に置いておくなど、延焼を少しでも防ぐ工夫が必要であるし、燃え広がってどうしようもない時は避難を急ぎ、すみやかに通報する。これだけ乾燥していると、いつ、どこで、どうなっても不思議ではないので、これは他人事ではない。
インフルエンザの方も引き続き流行っている。中央公園の健康相談ではとにかく風邪薬の需要が多く、普通の風邪も含め、夜の冷たい空気に触れてか咳き込む仲間も多くいた。全員インフルでなければ良いのであるが、寝込んで高熱となったら、病院にいく準備が必要である。6日から役所も開くので、福祉事務所を通して病院に行くことも可能であるが、それも動けるうち。動けなくなったら、救急対応しかない。マスクに関してはコロナの時から色々と言われてはいるが、感染予防や、喉を乾燥から守るため、また、防寒にもなったりもするから、結構必要かも知れない。もちろん、うがい、手洗いもしっかりとすることが肝要である。インフルには色々と治療薬があるので、その点は心配いらないし、安静にしていれば10日程で治ってしまうこともある。肺炎などの合併症がおこらなければ、そう恐れることはないが、こちらにも気をつけよう。
この越年、病気で特に困った仲間は、幸い、いなかった。炊き出しもコンスタントに120から150名程、パトロールの数字も新宿駅周辺で140名前後と、こちらも安定した人数であった。迷い子のようになってしまって東京に流れ着いてしまった人も若干はいたようであるが、そんなには多くはなかった。緊急宿泊の仲間は1名のみ。年明け自力で田舎に帰れるとのことなので、そのようにしてもらった。前述の火事の一件と、4日の土曜日、食料配布の団体から流れて来た者が中央公園のトイレを壊してしまうトラブルが発生。とてもけしからん話しであるが、この二つが大きな出来事で、それ以外は、まあ穏やかな越年でもあった。
そして、また俺らも日常の活動に戻って行く。福祉を取りたいなど、役所の支援を希望する仲間は毎週月曜日、新宿福祉事務所に連絡会のスタッフが居るので声をかけてもらいたい。何らかの手伝いぐらいは出来るかも知れない。あとはパトロールをしたり、衣類を配ったり、おにぎりや食料品を配ったりの日々である。今週木曜日の相談会はお休みとなるが、毎週木曜日は高田馬場事務所で相談も受けている。また、来週の日曜日は鍼灸相談会もあるので、足腰、調子の悪い仲間は気軽にお越し願いたい。
冬将軍が暴れまくっています。これからが冬本番。
防寒最優先の生活を。耐えられない時は福祉事務所で相談を。
仲間たち。
冬本番である。最強寒波が滞留し、北海道、東北、北陸など日本海側では災害級の大雪になっている。越後「いろりん村」の農家さんも正月に応援にかけつけてくれる予定であったが、大雪で身動きが出来ないと断念したとのこと。小屋は見事に雪に埋もれてしまったとのことで、現地では毎日毎日の雪かき。大変である。
東京も最低気温が氷点下となり、冷え込みが一段と厳しくなった。この調子だと、今後、積もる程の雪も考えられるので、天気予報は要注目である。東京の寒さの底は例年1月下旬から2月の前半でもある。厳冬期と呼ばれる時期はこの頃。昼間、多少暖かくても油断をせず、夜はとにかく寒い。徹底した防寒が肝要。我が身を守るようにしていこう。
さて、正月早々の都庁下での火災。前回のチラシでは「住民は無事」と書いたが、これは誤り。両手や顔面などに火傷を負い全治一ヶ月以上の重症で現在入院中である。被害にあった仲間にお詫びして訂正すると共に、一日でも早い快復を祈る。
また「失火か放火か分からない」とも書いたが、検証の結果、放火の疑いで新宿署は捜査を進めているとのことである。周知の通り「火付け」は罪が重い。回りの仲間で現場を目撃したとか、不審者を目撃したとか、既に聞き込みが入っているとは思うが、卑劣な犯人を捕まえるため捜査に協力をしてもらいたい。また、危機感を煽るわけではないが、一般的に放火犯は常習性の高い犯罪と言われている。同じことを繰り返すことも考えられるので犯人が検挙されるまで十分に気をつけてもらいたい。路上暮らしは常に危険との隣り合わせである。乾燥しているので燃えやすいものをあまり身近に置かない。バケツなり、ペットボトルなり、水を枕元に置いておく。何かあったら咄嗟に逃げる。そして助けを呼ぶ。怖くておちおち寝ていられないと云う声もあるようだが、そんな仲間は新宿福祉事務所で相談し、一時的にでも安心して泊まれる場所を確保してもらうと云う手もある。何も生活保護だけでなく一時保護や自立支援など施策には色々とある。どれにしようか悩むところであるが、一度「とまりぎ」にでも相談して、説明してもらうのも良いかも知れない。年明け、役所は開いているので、不安な仲間は役所に相談をしてみよう。
国の総合経済対策に基づく低所得世帯(非課税世帯)への「物価高高騰対策支援給付金」(3万円)の「支給のお知らせ」通知は今月の下旬からのようである。新宿区はまだ正式に発表していないが、23区、だいたい足並みを揃えるので、そろそろだろう。
対象者の人は、住民票のある世帯主宛てに「支給のお知らせ」「確認書」「申請書」が送られてくるので、確認をしておこう。住所の設定は人によって様々で、下手に設定するとマズい仲間も居るとは思うので無理強いはしないが新宿区内に新たに設定しておけば昨年度収入が多くあった人以外は、生活保護の仲間も含め、だいたいが「非課税世帯」となるので、この支援金はもらえることになる。詳しくはまた新宿区の方からお知らせがあるとは思うが、住所の設定に関しては、連絡会で「木曜よろず相談」をやっているので、相談に来てもらいたい。せっかくなので、貰えるものは貰っておくのが良い。
と、色々とあるが、寒いと思考が停止がちである。が、越冬本番はこれからでもある。とにもかくにも防寒優先での生活を。
寒暖差が大きい冬であるが、油断せずに防寒。
インフルエンザ流行中なので、こちらもしっかりと予防を。
仲間たち。
今年も「大寒」の頃となった。一年で最も寒い頃とされているが、今年はドンピシャのようである。冬将軍の気まぐれか、今回の寒波、関東だけは豪雪は免れ、東京の雪はまだではあるが、普通の冬だと考えると、来月までは要注意であろう。一旦、寒さが緩んでも、またぶり返しが幾度となくやって来るので、そこら辺も油断は禁物である。まだまだ、とにかく「暖かく」である。
「大寒」が過ぎれば「立春」となる。先日、上野公園に行く機会があったが、白梅が早くも満開であった。日当たりの良い場所に植えられたその樹だけであるが、来月にかけ、各地で梅の開花も進めば、春が何となく見えて来るであろう。もう少しの我慢、忍耐である。
インフルエンザの方もピークは過ぎたような話もあるが、寒さと共にまだまだ流行しているし、「発熱外来」はどこも患者で一杯、学級閉鎖もあったり、自治体の「インフルエンザ警報」が出たりと、流行は全国的なものとなっている。街中ともなれば、これから「春節」とのことで中国の人が繁華街に集まり、それにインバウンド(訪日外国人)の人も加わり、また、地方の人も休みの日となると東京に集まってしまうので、どこも結構な混雑となってしまう。混雑していると云うことは、それだけ「菌」が飛び交っているので、そんな場所を歩いたりするとき、特に屋内であるとか、電車の中であるとかは、マスクをして防御した方が良いだろう。誰が悪いと云う訳ではなく、とにかく混雑した場所は感染リスクは高い。コロナの時もそうであったが、とにかく予防が第一。
「うがい」「手洗い」なども、そんなに神経質にならなくても良いだろうが、しっかりとした方が良い。あと、「歯磨き」。「歯周病がインフルエンザの菌を促進させる」と、大学の研究チームが発表したとのことである。歯磨きは路上に暮していると意外としていなかったりするが、それも歯周病の原因。あまり放っておくとインフルに罹りやすくなるだけでなく、歯が抜けたりもする。「口腔ケア」は、どこで暮していても大事である。歯科治療(虫歯を抜く、詰め物をする、入れ歯を作るなど)は福祉の制度でも出来るので、ひどい状態の仲間は受診をした方が良いかも知れない。歯ブラシは毎週日曜日の衣類配布の時、アメニティブースの中にあるので、必要な仲間はどうぞ。マスクは一時より大量にはストックしていないが、こちらも必要な仲間はパトロールの時などに声をかけてもらいたい。
いずれにせよ、風邪の症状で、市販の薬を飲んでも効かず、長引き、高熱になったら、これは普通の風邪ではないので、病院に行った方が良いだろう。動けるようだったら福祉事務所に行き、病院を紹介してもらう、動けなかったら救急車を呼ぶ。病気は誰もがなるものなので、恥ずかしくも何ともない。助けを呼ぶようにしていかないと、路上で倒れて死んでしまうなんてこともあるので、とにかく、そうなったらSOSである。
冬場は循環器系の病気をもっているとか、血圧が高いとかの仲間も、ヒートショック等、気をつけていかなければならないことが多い。「自分の命は自分で守る」が基本で、そのベースの上で「仲間の命は仲間で守る」俺らの越冬の活動が可能となる。
威勢の良い掛け声の前に、「御身大切に」である。
インフルエンザが流行している中、花粉も多く飛んでいるらしい。
マスク、眼鏡などで「花粉症」の予防も。
仲間たち。
一番寒い時期と云われている頃となったが、昼間は3月並の10度越で、とても暖かく、朝晩はさすがに寒いものの氷点下にまではいかないレベルで留まってくれている。昼と夜との寒暖差が10度を越える日も多く、着るものなどで上手に調整が必要でもある。昼間汗が出て、汗を拭わずそのまま夜風に当たると、これは間違いなく風邪を引く。暖かいデパートなどで暖を取ってから表に行くと「クラッ」とすることがあるが、これが所謂「ヒートショック」。寒暖差が大きければ大きいほど、何かと健康問題に降りかかる。冬の寒さだけでなく、そう云う面も気にしておこう。
天気は週明けに多少崩れるようであるが、その他は概ね晴天。昼間気温は平年よりも高目で、北風が吹かない限り春を思わせる気候とのことである。まあ、暖かいのは良い。少しは身体が癒やされる。昼寝もゆっくり出来るかも知れない。
そんなことも影響しているのか、花粉が早くも飛んでいるようである。「花粉とインフルエンザのダブル発症に注意」であるとか、「今年の花粉は過去10年で最多」「異例の長期戦」であるとか、専門家が注意を呼びかけている。東京都もこの春の飛散量予測を発表し、昨年の1.2倍程度とされている。まあ、ウィルスと同じく目に見えないので、どこまでの信憑性があるのかは分からぬが、既に花粉症の仲間はマスク、眼鏡などでの予防をしっかりとしておこう。
花粉症も重症化すると日常生活に影響が出る程となるので、そんな時は病院に行った方が良い。今は「国民病」とも云える「花粉症」は、昔よりも研究が進められ、薬であるとか、根治療法もあるようである。その薬、薬局で買うととても高い。病院行って生活保護ならば無料で貰える。
その他、抗ヒスタミン剤が入っている風邪薬を代用している仲間も多い。俺らがいつも配っている「ルル」や「PL」は昔ながらの(第一世代)風邪薬なので、大丈夫。眠くならないと謳っている風邪薬は花粉症には効かないと覚えておいた方が良いだろう。鼻づまりがひどくて、と云う仲間は使ってみたらどうだろうか。これは医療班の内科医の先生から直接聞いた話なので間違いはなさそうであるが、それでもこれは、あくまで対処療法。花粉症は薬では完治はしないアレルギー性の病気なので、残念ながらその原因の花粉が飛び散らなくなるまで耐えるしかない。
ちなみに花粉症は突然なったりもするので、今は自覚のない仲間もこれから花粉の量が増えて来たら、もしかしたら、なるかも知れない。
そして、インフルエンザである。こちらも各地で拡大中の中、東京はいくらか下火になったようであるが、こちらも気をつけることにしよう。「マスク」「うがい」「手洗い」。予防はしっかりとである。風邪の症状が長引き、高熱にでもなったらインフルを疑い、速やかに病院に行く。動けない時は救急車を呼ぶ。どんな病気もそうであるが、とにかく早めの処置が大事。下手に我慢していると悪化してしまうし、先日もお隣の区で、路上の仲間が亡くなったとの訃報を聞いたが、持病を放置したり、発病して処置が手遅れであるとかすると命に関わる。
この冬も、場所は違えど同じ仲間の死を悼みながら、病院や福祉やら、早め早めの対応を心がけていきたいものである。
まだまだ寒波が行ったり来たり。雨はみぞれになったり、
雪になったり。
油断せず、今が厳冬期。
仲間たち。
節分寒波とやらがやって来て、東北、北陸は再び強烈な寒気と大雪、吹雪。今回は東京も例外でなく、全国各地強い寒気が流れ込み「節分は鬼のような寒さ」なんて言われいる。まだまだ厳冬期である。
邪気を追い払うのが節分であり、まじないのようなものであるが、春の希望を願い「鬼は外、福は内」と、投げるものがなくても、そう願うようにしたい。
こんな天気であるが、先に発表された気象庁の3ヶ月予報では、関東甲信地方は、平年より寒い日は少なく、平年よりも暖かい日が続くとなっている。まあ、それにしても猫の目天気のようコロコロ変わるので、この寒波が去っても油断はまだまだ出来ない。引き続き「防寒ファースト」で生活を組み立てていこう。
毎年、この時期になると、27年前に起こった新宿駅西口地下広場での大きな火災事故の話題になるのであるが、今期はとにかく乾燥した冬で、全国各地で火災は相次ぎ、俺らの回りでも正月早々都庁下のダンボールハウス火災も起き、火事の怖さを知らされる日々でもある。正月の都庁下火災は、煙草の火と思われる放火であったが、犯人はまだ捕まっておらず、被害を受けた仲間も大やけどで入院中である。煙草の火ぐらいであんなになってしまうのであるから、とにかく恐ろしい。27年前、密集したダンボールハウス100件ほどが瞬く間に焼けてしまったのと同じである。最近も海の向こうで大規模な山火事のニュースもあったが、火の勢いと云うのは、風向きにあわせどんどんと広まり、とどまる所を知らない。
27年前も逃げ遅れた4名の仲間が焼死し、1名の仲間が重症となった(後に快復し、福祉を受け、元気な姿を見せてくれた)。あれだけの惨事、と云っても、当時を知っている仲間はあまり居ないと思うが、とにかく大きな惨事の中、被害を最小限に留めたのは、迅速な避難行動と、仲間の自主的な消化活動(今は工事で壊されてしまったが、かつては噴水があり、その水をバケツリレーで、皆で協力しながら消化をした。)があったからでもある。あの時の火事から仲間を守る行動はとても立派なもので、今も脳裏に焼き付いている。が、仲間の努力、すぐにかけつけてくれた消防隊の努力も虚しく、4名の仲間を助けられなかったことは、悔やんでも悔やみ切れない。
なので、この日のことを忘れないため、そして亡くなった仲間を悼むため、毎年献花をする。ま、自己満足の世界で、それで許してなどくれないだろうが、2月7日だけは連絡会にとって忘れられぬ日で、涙なくして語れない、そんな日でもある。
その後もテントが燃えたり、荷物が燃えたり、そんな事故は新宿では度々あった。「路上喫煙」の「規制」が開始されてから、そんな事故が少なくなったのは、いかに煙草の火が原因であったかを物語る。路上では電気系統の漏電はない。火の原因となるのはカセットコンロか煙草の火である。とにかく注意である。
どこに住んでいようが、まずは「火の用心」。そして「消火器」と「避難経路」の確認。「命を守る行動」を。
最強最長寒波はもうすぐ終わるが、東京も氷点下続きなので、
とにもかくにも、防寒あるのみ。
仲間たち。
「最強、最長寒波」が列島に居座り、北海道、東北、北陸から九州、四国まで大雪となり、雪になれた場所でさえ除雪が間に合わず、まさに災害級の寒波到来となってしまった。東京も晴れてはいても肌に突き刺すほどの冷気で夜は氷点下続き、春を思わせる陽気から厳冬期の陽気にすっかり変わってしまった。雪の予報は今のところないようであるが、夜などはとにかくじっとしていられぬ程寒い。週の前半までは、こんな感じのようなので、今週もまだまだ「防寒」あるのみである。
「非課税世帯」への3万円給付金、今回は珍しく23区であまり足並みを揃えていないようで、他の区はもう支給されているのに、新宿区はまだのようであるが、同じく遅れていた渋谷区も今月からのようなので、新宿区も今月中には動きがあるだろう。まあ、早くても、遅くても、政府が決めたことなので、そこは確実である。基準日である昨年12月の段階で住民票が新宿区にあり、かつ「非課税世帯」であれば、生活保護を受給していても、保護費から引かれることなく貰えるので、対象の仲間はチェックをしてみよう。住民票が遠方にあったり、どこにあるのか分からないなどの仲間も、新たに新宿区に転入すれば貰える可能性がある。そんな仲間はまずは住民票を作ってから、手続きが必要である。この給付金申請の締め切りは、6月くらいまでなので、今から準備しても大丈夫。手続きの方法は新宿区の場合、正式に決まってからであるが、住民票はその前に移しておいても良い。住所に関する相談は俺らでもしているので、そんな仲間は木曜日の連絡会の相談会に顔を出してもらいたい。また、連絡会に住所を置いてある仲間で郵便物を取りに来る仲間も、毎週木曜日ならスタッフが確実に居るので、利用してもらいたい。
生活保護と云えば、昨年11月の保護申請件数が全国で2万2千件余りとなり、直近10年では同じ月で過去最高になったと、そんなニュースが国営放送中心に飛び交っている。どう云う意図のニュースかいまいち分かりかねるが、昨年11月に何か大きな出来事があった訳ではなく、また、大騒ぎするほどの数として増えた訳ではないので、特筆するようなデーターではないような気もするが、高齢化と共に、年金だけで食っていけない人々や、無年金の人が、一定層出てきて、生活保護制度は必要なんだよ、生活に困ったら相談に行ってよと、そんな形式的な呼びかけをするため、報道させたのかも知れない。
他方で国は生活保護を受給しなくても良いようにと「生活困窮者自立支援制度」を全国各地に張り巡らせ、大都市では「自立支援センター」など、ホームレスの仕事探しと住宅探しをセットにした施設も作った。「コロナ渦」が終わり、日常に戻った結果、人の移動も元に戻り、地方で食い潰れた人々が都会に流れ、仕事を探すと云う構造も元に戻ったが、それでも、自分の力でうまくいかない人々がいるのは、これは誰が悪い訳でもなく、それが今の世の中でもある。
なので、各種の制度に頼ろうと思った時は、生活保護だけでなく、色々な制度があるのだが、風俗街に「無料案内所」があるよう、新宿には、何でも相談が出来る「とまりぎ」があるので、そこで相談をして、自分にあった制度を使うのも一つの選択肢である。もちろん、福祉事務所に直接行っても良い。気軽には行けないだろうが、それなりに自分の意思を持って行った方が、本当の意味で助かるものである。
東京マラソンは3月2日(日)。
毎年のことながら、
文句言いつつ、何かと協力して差し上げよう。
仲間たち。
「最強寒波」も過ぎ去り、再び春が見えて来たようでもあるが、流石にそうとも行かず、気温も行ったり来たりで、昼と夜の気温差10度を越える日もあり、そして、また寒波がやって来て、今週もまた、氷点下近くまで下がり、寒くなりそうである。日本海側は再びの大雪で、今期は「雪害」が広範囲にあり、踏んだり蹴ったりの冬のようである。地方になればなるほど過疎化が進み、高齢者ばかりとなる。雪かきひとつとっても、とても大変である。
若い者は「しがらみ」が強い地域は性に合わないようで、都会に出て、働こうとする。それでうまくやっていければ良いのであるが、そうもならない人々は、どの時代でも一定数居り、かと言って田舎に帰るわけにはいかず、都会の隅でギリギリの生活をし、病気や失職を期に路上なんて仲間も居る。
雪が降ったり、そんなニュースが流れると、田舎を思い出すと云う仲間も居るかも知れない。戻った方が良いとは言わないが、その思いをどこかで伝えることは、それはそれで大事なことなのかも知れない。お互いどこかで心配しているものである。
まあ、冬はまだまだ続きそうである。とにもかくにも俺らは生きねばならない。この冬に負けるわけにはいかない。もう少しの辛抱である。踏ん張って乗り越えて行きたい。
2月も半ば過ぎると、「そろそろ東京マラソンだね」との声が聞こえる。都庁の下周辺の仲間は既に警告などで知っていると思うが、今年の東京マラソンは3月2日(日)で、時間、コース、交通規制も例年通りとのことである。「東京マラソン」はかれこれ18年前に、石原知事の肝いりで始まり、都庁下であるとか、新宿中央公園であるとか、大ガードであるとか、仲間が多く集まる場所からの一時的な移動を強いて来た大会である。石原氏が知事を辞めても、その後の歴代知事にこの大会は引き継がれ、毎年、都知事が晴れ姿でスタートの合図の鉄砲を撃つ光景が恒例となった。
その対象地域の仲間はずっと、この大会、文句を言いながらも協力をしてきた。初回の時のことを覚えている仲間はもう居ないであろうが、そう云う取り決めでやって来て、規制の入る指定の時期、自主的に移動するのが恒例である。荷物など残して置いたら持っていかれてしまうので、移動せざるを得ないと云うのが実情であるが、これをきっかけに荷物を減らしてみたり、生活備品の点検をしてみるのも良いかも知れない。初回の日は生憎の雨模様であったが、移動していた高齢の仲間が中央公園の階段で滑って転んで救急車。そのまま生活保護になって、その仲間は「痛かったけれど、生活を建て直す良いきっかけになったよ」と、その後話をしていたのを思い出す。何かのきっかけにすれば、そうそう苦にもならない。移動が面倒な時は、荷物そのままにして福祉事務所に行く、なんて仲間も居た。雪かきと同じく、高齢になると荷物の整理やら移動も結構ハードになる。無理してやらないことも、それはそれで良いのかも知れない。
ま、その前後、暖かくなっていれば良いのであるが。
国の「物価高騰対策臨時給付金」3万円。新宿区でも始まります。
住所を移せる仲間は移し、生活の足しにしよう。
仲間たち。
再び「最強寒波」なるものがやって来て、日本海側はまたしても大雪である。東京も氷点下の日が続き、昼間も北風が強まり、体感気温をぐっと下げてしまった。真冬並と云うことであるが、季節的にも今は「真冬」。これまで暖冬続きだったので油断していただけである。それにしても北国の雪の方は記録づくめ。早くこの災害級の大雪が収まるよう祈るだけである。
この寒波は今週前半に引っ込み、中ほどから、春を予感させるような気候に戻るとのことであるが、今年の「冬将軍」は、なかなかしぶといので油断はせぬことである。東京で3月に雪が降って積もったなんてのも暖冬前は良くあったので、日々の天気予報はチェックである。
さて、新宿区の「物価高騰対策臨時給付金(令和6年低所得世帯支援)」の概要が先日、公表された。基準日(「令和6年12月13日」)に新宿区に住民票がある世帯の内、令和6年度の住民税均等割を課税されていない世帯が対象で、1世帯あたり3万円、指定の銀行口座に振り込み支給するとのことである。受け取り口座を登録してある世帯には、「確認書」が郵送で届けられ、その内容に間違いがなければ、自動的に振り込まれる。受け取り口座を登録していない世帯には「確認書」が届けられるので、口座情報を書いて6月30日まで返送する。対象の仲間は、これから確認作業に入って、貰えるものは確実に貰うようしていこう。この件で「新宿区物価高騰対策臨時給付金コールセンター」0120・008・115(受付朝8時半から夕5時15分まで)が開設されたので、分からないことがあったら、電話で聞いてみよう。電話での問い合わせが困難な人は区役所の第一庁舎8階で相談窓口も開設される。
尚、基準日以降に新宿区に住民票登録した人は、前住所地で「照会」をしなければならないので、「確認書」の送付が若干遅れ3月中旬以降となるとのことである。
これは石破さんが決めた政府の「低所得者への物価高対策」の事業でもあるので、前の住所地で貰えていない人は、今の住所地で貰えるので、急きょ住民票を移した人でも大丈夫である。少ない額の年金で暮している高齢者や、物価高が支給額にスライドしない生活保護世帯や、何とかぎりぎりの収入で頑張っている低所得者の生活を支える「給付金」なので、俺らが貰っておいても何ら支障はない。本人確認のため、どこかに住民票を置き、銀行口座を作り、若干の手続きが必要であるが、それが特に問題がなければ、生活の足しになる。住所の件は連絡会の木曜相談会などで相談に来てもらいたい。既に住所を置いてある仲間は、もうそろそろ「支給案内」や「確認書」が届く頃なので、こちらも確認のため取りに来てもらいたい。
それと「東京マラソン」である。今週から場所の移動が始まるが、天気はよさそうなので、対象地域の仲間は頑張ってもらいたい。2日の日、帰って来たら、夕方に毛布を多く都庁前に持って行くので、この際、汚れた毛布は処分して、新しい毛布で出直していくのも良いかも知れない。年に一回の大掃除だと思えば、それも「きっかけ」で、衛生面を大事にしていくと、これから蠢動の季節ともなるので、その予防にもなる。また、あまり物を散らかしていると通行人からの苦情の元にもなるので、荷物はコンパクトの方が何かと良い。そこら辺も心がけよう。
今度の日曜日は高田馬場事務所にて鍼灸相談会。
夕方からは医療班の先生が都庁下に来てくれるので相談を。
仲間たち。
まずは東京マラソン開催への協力、ご苦労さまでした。
その大変さは仲間にしか分からないが、そう云う下積みの、縁の下の人々の苦労や努力によって、こう云う大きな大会は成り立っている。そう云うことは東京都もマラソン実行委も、そして都民の多くが知らないと思うが、俺らは良く知っているので、その苦労を労いたい。何より混乱なく大会が終わったのが何よりである。こう云う時の混乱は、追い出しの口実を与えかねない。何ごともなかったかのよう、また元に戻ることがとても大事である。
3月になり天気も春めいているが、朝晩はまだまだ寒い。明日からは東京でも雪や雨予報が出ており、気温も急降下とのこと。「寒の戻り」に要注意でもある。今年の冬は急に寒くなったり、急に暖かくなったりの「ジェットコースター天気」なので、体調を整えるのも大変である。
寒暖差が大きくなると「ヒートショック」で頭がクラクラしたり、倒れたりするのが心配である。加齢と共に心臓は弱くなる。血圧測定などでの健康管理はしておいた方が良い。連絡会にあった血圧計は壊れてしまっていたが、事務所に新品の血圧計を用意したので、計りに来てもらっても良いし、図書館など公共機関にも血圧計はたいがい置いてあるので、そんなものも活用し、定期的に計るようにしよう。「医療班」による血圧測定もあるが、屋外で夜寒い時に計れば、寒さで心臓が必死に動いているから、当然ながら高くなる。常温の部屋の中で、リラックスして計ると、正確な平均血圧は自ずと出てくる。計り方や、計る場所も計算に入れておいた方が良いだろう。
毎回計って「160/100mmHg以上」となると、すぐに医療機関で受診する。「140〜160/90〜100mmHg」なら生活習慣を改善しましょうと云うのが、今のお国の基準である。そのまま放置していると、ヒートショックもそうであるが、脳卒中や心筋梗塞、腎臓病のリスクが高まるので、要注意である。
高血圧で病院行ってもすぐに入院にはならないので安心である。他の臓器に異常がないか検査をして、「降圧剤」を処方してもらい、生活習慣の指導を受け、その後、定期的な受診となる。受診続けるのが大変なので、止めてしまう人が多いのであるが、そうなると心臓病にまっしぐらである。そんな仲間がいたら、早めに再受診をした方が良い。お金も保険証もない仲間は福祉事務所で相談を。
いずれにせよ、血圧は心臓や血管のバロメーターでもあるので、それぞれの健康管理のため、定期的に計るようにしよう。
心臓や血管の他、気温や気圧がコロコロと変わると、神経の方もおかしくなる。
先月鍼灸相談会の告知をすっかり忘れてしまったが、毎月第2日曜日の高田馬場で鍼灸相談会は続けている。腰痛だとか、神経痛だとか、そこら辺で悩む仲間が居たら、相談に来てもらいたい。受付は午前10時から午後2時まで。鍼灸師の先生が居るので、色々と相談を。
夕方からの都庁下やパトロールには医療班のお医者さんが来てくれるので、こちらも相談を。
暖かくなると花粉が飛び交うので、それもまた憂鬱であるが、
ようやく春がやって来る。
季節の変わり目は体調管理を万全に。
仲間たち。
身が縮まる程の真冬の寒さと、雨やら雪やらで大変な一週間であったが、東京都心にも今期初の積雪をもたらした低気圧が、太平洋側を通過したおかげで、案じていた大船渡の山林火災の延焼が防がれ、鎮圧に向かいつつあるのは、恵みの雨でもあった。それにしても、乾燥がもたらす山林火災には驚きを禁じえない。大船渡では集落にも火が移り、多くの方が避難生活を余儀なくされている。3・11の地震と津波の大きな被害を受け、それを必死で乗り越えた先に今度は大きな山火事。繰り返される自然災害の中、その被害を受けた人々の気持ちを思うと言葉が出ない。心よりのお見舞いを申し上げたい。都内のローソンなどで「災害支援募金」が始まっているのでそんなことでしか激励や支援は出来ないが、気持ちをせめても伝えたい。
海に囲まれ、山々がある、この自然豊かな国に、更なる災いが起きぬよう祈るしかない。
東京の今週は、火、水と天気が崩れ雨も降るようだが、気温は比較的高めで、段々春が見えて来そうでもある。それでもこの時期は季節の変わり目、また急に寒くなるなんてこともあるので油断は禁物である。それでもソメイヨシノの蕾が膨らみ、開花予想なども出、春のお彼岸が過ぎれば、そんな花見シーズンにもなる。毎年恒例連絡会の「花見の会」は今月下旬の29日(土)と決まった。その頃になれば穏やかな日が続くであろうから冬の疲れを癒やし、桜を愛で、旧交を深め、酒を酌み交わそう。
さて「新宿区物価高騰対策臨時給付金」であるが、通知書などが既に送られ、早い人にはそろそろ入金となる頃であるが、既に新宿区に銀行口座を登録している人は、何の手続きをしなくても自動的に振り込まれるので、安心である。銀行口座を登録していないとか、銀行口座を変更したいと云う人は、手続きが必要なので「支給案内」の書類に記入して返送手続きが必要である。ここら辺はしっかりと確認をしておこう。
また、この給付金は国の事業なので、「非課税世帯」であれば、誰でももらえることになっている。問題は今、自分の住民票がどこにあるかで、まずは、そこを確認していこう。まだ住民票が生きていれば、そこの自治体で給付が可能なので問い合わせてみる。けれど、住民票が職権抹消されていることも多い。これも最後の住民票を設置した自治体に問い合わせ、転出が可能かどうかを確認してみる。長いこと放置していると本籍地に帰ってしまうこともあり、その場合は本籍地の自治体で戸籍謄本と付票を取り寄せ、消除されているかいないかを確認して、転出届を出し、新宿区に転入することで、新宿区で給付される。新たに住民票を新宿区に移した人は、住民登録が完了したら、物価高騰対策臨時給付金対策室(03・5273・4112)まで電話をして、その後の手続きを聞いて見る。
それなりの手続きは必要であるが、住民票の問題は、これから生きていくために結構大事だったりもするので、ついでにしっかりと整えておいた方が良いかも知れない。おかげで給付金も貰えるのであれば、それはそれで良いことである。良かったらチャレンジしてみたら。
話は変わるが、今、経済の世界では「トランプ関税」の話で持ちきりである。今後、経済的な混乱が世界で引き起こされると「アメリカがクシャミをすると日本が風邪を引く」こともあり、この国の今の好景気がいつまで持つかと云う話にもなり、雇用や失業の問題にもつながる。そうならないよう、もっと楽しい話題が春には良いのであるが。
季節の変わり目は体調を崩しやすくします。
調子の悪い仲間は迷わず福祉を通して病院へ。
仲間たち。
今年の寒気はとても強烈だったこともあり、春になったり、冬に戻ったりと、陽気は目まぐるしく変わっている。まあ、しかし暦はもう3月中旬。早咲きの桜は新芽を出し、ソメイヨシノの開花予報も今月下旬あたりになるようで、いよいよ待望の春本番である。
春ともなると「花粉症」。スギ花粉は今ごろが飛散のピークのようで、今年は大量に舞っているとのこと。大量に舞っていると云うことは、今まで大丈夫だった人も今年になって発症するなんてこともある。花粉症になる人と、大丈夫な人の違いは「アレルギー体質」であるか、ないかと言われているが、「アレルギー体質」は遺伝的な要素が大きく、その他、ストレスとか食生活も影響あるなんて言われているので「自分は田舎育ちだから大丈夫だ」とは限らない。死ぬことはない疾患であるが、とても辛い疾患でもある。症状が重いと日常生活も難しくなる。こちらはとにかく「防御」。眼鏡やマスクをして、とにかく花粉をブロックすることである。朝、鼻水やらクシャミがやたらに出ている時は「ルル3錠」を飲んでみる。そうすると症状は少しは改善される。市販薬でも良いので、症状を抑える策を取らないと、それはそれで大変で、仕事どころではなくなってしまう。あとは、ピークが過ぎるのをじっと待つしかない。「防御」「対処療法」でしか対応は困難なので、これだけは仕方がない。
季節の変わり目は、花粉症だけでなく、色々と体調が変わってしまう時期でもある。いつも言っていることだが、健康管理だけはしっかり意識していこう。ちょいと暖かくなったからと薄着で寝込んだりすると風邪も引く。梅雨の時期まで、朝晩はまだまだ寒い。ホカロンはいらなくてもしっかり装備をしていないと隙間風にやられてしまったりもする。
身体がだるいとか、重いとか、やる気がないとか、そんな症状が続くようなら、何らかの病気でもある。身体の病気や、心の病気や、色々な病気を皆、抱えながら生きているのであるが、それが悪化したなら、病院に行って、もう一度診察してもらうのも必要である。福祉事務所の相談窓口で症状を言って、病院に行きたいと言えば、簡単な手続きで病院は紹介してもらえる。福祉の制度なので、無料で通院が可能である。病気は自分で判断するより、本物の医者に診てもらうのが一番である。病名を貰って、投薬などの治療方針が出れば、それだけで安心も出来る。
話は変わるが、「狭山事件」で無実を訴え続けていた石川一雄さんが86歳で、入院先の病院でお亡くなりになったとの報に接した。仮保釈後も再審を求めたたかい続けて来たのに、とても残念である。
若い人はあまり知らないだろうが「狭山闘争」と云えば、70年代の社会運動の大きな柱でもあった。単なる冤罪事件であるのみならず、差別の問題、貧しさの問題、権力の問題、人権の問題など、多くの問題を社会に提起し続けて来たたたかいであった。その先頭に立ち続けた石川さんを見て、貧しき人々がどれだけ勇気をもらったか、差別され続けて来た人々がどれだけ奮起させられたか。
部落解放同盟を通じて俺らのたたかいとも少なからずの接点もあった。
俺たちも石川さんのたたかいに触発され、差別のない社会、やり直しが出来る社会をと、共にたたかい続けて来た。 謹んでご冥福を祈りたい。
今後の土曜日は新宿中央公園「芝生広場」にて花見の会。
開始 午後1時50分なのでお間違いないよう。
仲間たち。
春である。春を通りこして初夏の陽気も見えて来て、東京の桜は今月末あたりが満開になるとのことである。最低気温も軒並み10度を越え、風さえ吹かなければ、そこそこ過ごしやすい朝晩となっている。
もうこれで、大方安心でもあると思われるが、ここ最近の乱調気味の気象は、予想がつかないところもあるので、ゆっくりと、そして慎重に「防寒解除」をして行った方が良いかも知れない。それと、厳しい冬をかなりの緊張をもって過ごして、それが急に弛緩すると、体調面で「がっくり」すること、新たな病気が発病したりすることも良くある。身体の緊張感も、同じく、ゆっくり、慎重に解いて行った方が良いだろう。
既にお知らせの通り、29日(土)には、連絡会恒例の「新宿花見の会」がある。越年越冬をどうにかこうにか、無事とは言わないが、なんとか乗り越えた仲間の慰労会のようなものである。美味しいものを食べて、美味しいお酒を飲んで、桜を愛で、それぞれ談笑をしていこう。こう云う息抜きもないとやっていられない。時間がいつもよりちょいと遅く午後1時50分からなので、お間違いのないよう。そして、花見の場所は場所とり次第なので、芝生広場のどこかに居るはずなので、連絡会の団旗を目印に見つけ出してもらいたい。天気が良ければ、一般の方々も大勢来ると思うので、あまり迷惑をかけないようやって行きたい。それと、年末の時、公園のトイレに、もらった物を流して詰まらせ、故障させると云う、まるで嫌がらせのような事案もあった。こう云う人はお断りなので、ご承知おき願いたい。これは役所がやっているものではない。仲間が、仲間のために、仲間の能動的な力で催す会である。そこも、勘違いしないでもらいたいものである。ま、能書きはなしで、あまりそう云うことを心配せずに楽しんで行きたいものである。
アルタ閉館に続き、南口のミロードも閉館と、別れの季節に合わせ新宿も変わり始めている。新宿駅の西口周辺は小田急本店の建替えを中心にした「西口地区開発計画」なるものが既にあって、それに伴ってあちこちが建替えられたり、通路があっち行ったり、こっちに来たりと、これからも忙しくなるようである。皆の寝床も今のところは何とかなっているが、狭くはなってしまったのと、東口や南口など人通りが多い場所は「苦情」が多いこともあり、あっち行け、こっち行けと、安定はしないので、寝場所を見つけるのも大変でもある。まあ、これから暖かくなれば、寝床は拡散傾向になると思うので、それぞれ良い「隙間」を見つけてもらいたい。
そんな中、新宿区の第5期目となる「新宿区ホームレスの自立支援等に関する推進計画」が無事に議会を通り、正式に決定と相成った。新宿区は引き続き、ホームレス対策には積極的である。とても頼もしい限りであるので、寝場所がみつからず、転々とせざるを得なくなったり、仕事があっても宿がない時であるとか、仕事がなかなか見つからないであるとか、路上生活はそろそろ見切りをつけ、次なる生活にチャレンジしてみようとか、そんな時は新宿福祉事務所に足を運ぶことにしよう。花園神社の裏にある新宿福祉事務所では、仲間の色々な相談を受けている。そして自立のためのメニューも多彩である。まずは相談を。
気温急降下と、天気が荒れ、気圧も変化しまくっているので
体調管理は万全に。
調子が悪い時は、福祉から病院へ。
仲間たち。
花冷えと云うのか、冬への逆戻りと云うのか、気温急降下である。15度以上の気温差があり、気圧も大幅に変化することもあり、身体がこの変化に追いつけないなんてこともある。そこら辺は要注意でもある。
そんな雨模様の中、急遽都庁下での開催となった「花見の会」への参加、どうもご苦労さまでした。
久しぶりに会う仲間や、各地から来てくれた仲間など、例年通り、大勢の仲間が集まってくれた。それなりに皆で楽しめたので良しにしよう。食事作りやら、配膳やら、手伝ってくれた仲間もどうもありがとう。
東京の桜も「満開宣言」となったが、それと同時に気温が下がっているので、花を楽しめる時期も、いつもより長くなることであろう。「花見」に来れなかった仲間も、それぞれの場所で桜を愛で、春の到来を実感しよう。
春はうきうき、そして新しいことにチャレンジ。そうやって頑張っていこう。
この雨で乾燥が少しは止んでもらいたいものであるが、それにしても、山火事が多い。大船渡も未だ避難生活を余儀なくされている人が大勢いて、今度は愛媛今治の方だとか、岡山の方だとか、大変になっている他、西日本の各地でも大変な事態ともなっている。日本だけでなく、韓国も同じく山火事が起きているとのことで、今年1月のロサンゼルスの山火事のような惨事が世界中に飛び火しているような感じで、これも異常気象の影響だろうか?これ以上被害が大きくならないよう祈るだけである。異常気象は色々と形を変え、自然災害と云う形で襲って来る。干ばつが続けば農作物は駄目になるし、大雨ともなれば洪水になり家屋が流される。台風や大きな地震もまた多い。
そんなこともあって、衣類などの寄付物品は色々な被災地に分散され、そんな影響もあって仲間に配る衣類なども今は少なくなっている。お米も高騰しているので、米を炊いて食事を提供する団体も、とても大変ではある。
もちろん、本当に困っている地域や被災地に必要なものが提供されるのが良いので、俺らもそれを享受しなければならない。
なので、少ない物資を一人で「ガメツク」持っていくのは、あまり好ましくはない。今は並んでもらって、順番にとっていってもらう方式に変えたので、ルールはしっかりと守ってもらいたい。
この都庁下の定点衣類配布の他、新年度になっても、巡回(パトロール)活動、「おにパト」「医療パト」「馬場パト」などは、質を落とさずに行う予定なので宜しくお願いしたい。その他諸々の活動も同じである。お互いの生存確認のような活動であるが、出会ったら、迷惑がらずに声でもかけてもらいたい。心配されたくはないかも知れないが、心配をしている人も大勢いるので、そんなことも励みにしてもらえればと思ったりもする。
そして、これからどうするのか?と云うことは、皆同じだと思うが、そこそこは考えたりもするものである。福祉を受けたい、病院に行きたい、仕事を探す自立支援を受けたい、住所を置きたいなどの相談は、毎週月曜日の「福祉行動」、毎週木曜日の「よろず相談会」でも継続してやっていくので、気軽にお声がけを。
この花冷えが終われば、本格的な春、そして新緑の季節から、初夏へと季節は移ろう。気分も変え、前へと進んで行きたいものである。
桜散る春
暖かな陽気が戻り、ようやく春本番の到来。
寒暖差や花粉対策は引き続き要注意。
仲間たち
週末になって、ようやく春が戻って来た感じである。満開の桜は次第に散っていくが、それと同時に気温も平年並に戻り、いつもの春になりそうである。
とは云え、「春の嵐」の喩えにあるよう、春は天気が崩れたり、急変したりもする。この時期も日々の天気予報は、チェックしておいた方が良いだろう。まあ、冷たい雨や風でなければ身体が冷えることもないだろうから、桜吹雪はそれはそれで、粹でもある。まあ、落ち着いた気候が長く続くことを祈りたい。
さて「花粉症」、スギ花粉のピークは過ぎたようだが、これからはヒノキ花粉の出番のようである。こちらのピークは4月から5月中ごろまでと言われているので、あとしばらくではあるが、お天気が良く、しかも薫風など吹けば、花粉が舞い散り、それだけ苦難の日々が続くので、とにかく眼鏡なり、マスクなりで防御、また抗ヒスタミン入りの風邪薬(いつも配っている「ルル」など)を飲めば、ちょっとは症状は緩和される。
薬と云えば花粉症用の薬も薬局には並んでいる。ちょいと高いが、お金に余裕のある仲間はこれを飲んでも良いのであるが、こちらの主成分も抗ヒスタミン。なので、風邪薬との併用は過剰摂取になるので止めた方が良い。
それでも症状が辛く、日常生活も侭ならないなんて場合は、医者に診てもらった方が良いだろう。内科、耳鼻科、アレルギー科への通院と、それぞれの体質、症状に合った強い薬の処方である。こちらもお金がそれなりにかかるが、保健医療の範疇なので、生活保護の制度も効く。お金がない、保険証がないという仲間は福祉事務所に相談をし、生活保護の申請をし、病院を紹介してもらおう。当面は、医療だけで良いかもしれないが、身体を休ませる必要やら事情がある時は、どこか施設なり、ドヤなりも紹介してもらって、そこで生活費も受け取りながら療養するのが良いと思う。アレルギー系の病気は、ストレスであるとか、生活環境であるとか、そんなことも影響すると言われている。道路に寝ていて、車の排気ガスを毎日近くで吸いこんでいれば、鼻毛が伸び、しまいには気管支ぜんそくになったなんてのと同じである。生活環境を変え、規則正しい生活に戻ると言うのも一つの治療法である。
ちなみに「医療単給」とは、生活保護の例外的なもので、生活保護は「生活」「住宅」「医療」など、セットでの支給が基本である。「医療単給」は、かつて圧倒的な施設不足だった頃、苦肉の策として、せめて医療だけはと、新宿福祉事務所が採った禁断の手法でもある。新宿区のこのやり方は、東京都や厚生労働省から常に叱られてていたが、それでも「人命尊重」であると、頑なにそれを貫き通し、結果、その後の法制定や本格的なホームレス対策につながったなんて歴史もある。
なので、今は医療も受けられるということは、生活費や住宅費も、もちろん条件はあるし、相談をしなければならないのであるが、支給されるということである。
病院に行って診断の結果、必要があったら、住む場所や生活費のことも考え、頼んでみるのが良いだろう。生活保護は「ちょっと」と思うかもしれないが、「生活保護は、国民だれもが相談・申請ができます。」と、新宿福祉事務所のポスターにも書かれている。大丈夫である。
爛漫な春
桜も散り、散り、新芽がまばゆい季節。
でも、朝晩はまだまだひんやり。気温差には気をつけて。
仲間たち
春の暖かさがようやく定着したが、春の天気は荒れ模様。この雨風で桜も花吹雪。そうこうしている間に新緑が映える季節に進むことであろう。
昼間の気温が高いので、朝晩との気温差は、今は10度以上が当たり前。昼間の格好で、夜横になっても、毛布は一枚、まだまだ必要である。毛布配布付きの深夜パトロールは6月の梅雨時期までは続けていくので、毛布が欲しい、汚れたので取り換えたいと云う仲間は声をかけてもらいたい。
春は体調を崩す季節でもある。それぞれの状態に見合った健康管理をしっかりとしてもらいたい。
世の中、物価高と、なっている。お米も政府備蓄米が放出さているが、米価はまだまだ安定していない。お米の「端境期」中は、断続的に備蓄米が放出され続けるようだが、これで、販売価格が下がらないとなると、主食なので、結構、深刻でもある。
「端境期」と云う言葉は、本来農業用語であるが、山谷や高田馬場の「寄せ場」では、建築土木系の仕事の用語として、4月から5月は「端境期」と呼ばれている。新年度、公共事業が始まらないと仕事がないことを嘆いた言葉でもある。かつて山谷で5月のゴールデンウィーク宿泊援護などをしていたのは、そんな名残でもある。
建設業も今は変わり、若くて力のある外国人労働者を積極的に採用するようになってから、高齢化した「寄せ場」労働者は切り捨てられ、手配業も凋落の一途である。そもそも仕事がないのだから、この業界の、「端境期」と云う言葉もだいぶ、廃ってしまった。
仕事があり、給料がそこそこあれば、多少のインフレは持ちこたえられるのであるが、家賃も上がる、水光熱費も上がる、生活必需品が上がる一方、中小零細企業の賃金はそんなに上がらない。中には家賃払えず、家族を捨て、路上に出てくるなんてことも、今後、あるやも知れない。かつて「端境期」、この時期は、路上の仲間の数が一年通して一番多かった。
春と云うのは良い季節であるが、他方でそんなことも思い出される季節である。
それもこれも、アメリカのトランプさんが、極端な保護主義に舵を切り、今は世界中が「関税戦争」に巻き込まれようとしている。この国でも株価が乱高下、自動車など輸出産業は戦々恐々となり、大騒ぎである。俺らは株も車も持っていないから関係ないと云えば、そうなのであるが、もし、雇用に直撃するようなことがあると、世界恐慌のような事態になっても不思議ではない。
早速「関税措置や物価高対策」のため「国民一律での現金給付案」だとか、そんな話も持ち上がっても来ている。一人数万円の一時金で何とかなる問題であるとは思わないが、何もしない訳にはいかないのであろう。
倒産件数が久しぶりに1万件を突破したとの報があったが、その多くの理由は、今や「人手不足」。中小零細企業では、高齢化などで事業が継承されない問題、原材料費や人件費が高騰したのも影響しているようである。
他方でインバウンド需要は、アメリカさんがどうあろうが、高いままである。大都市や観光地の、飲食、サービス、流通は不況知らずであろう。不動産も民泊需要が伸び、お陰で、俺らが泊れる安いアパートや、宿泊施設が少なくなっているのは、何とかしてもらいたいが、内需の仕事はそう云うところにまだまだ多くある。高い家賃を払い続けるには、常雇で給与はそこそこなければやっていけないので、将来を案じている仲間は、自立支援センターに入って探すのが良いであろう。
葉桜の候
4月ではあるが、早くも初夏の陽気がチラリホラリ。
熱中症にも注意しながら、季節に合わせた生活を。
仲間たち
春の陽気もまた、気まぐれである。春の嵐から、初夏の陽気、それでいて気温差が20度越えなど、なかなか落ち着きはしない。今週は平穏な陽気のようであるが、それもどうなることやらなので、日々の健康管理はしっかりとやって行きたい。
桜が散ると、今度は街路のツツジが咲いて華やかになり、また、新緑が映えるそんな季節になる。4月も半ばを過ぎ、ゴールデンウィークにあっと云う間に突入となる。今年のゴールデンウィークは飛び石なので、さほど影響はないとは思うが、後半は土日を挟んだ4連休があり、そこら辺の新宿は、大層な混雑となるであろう。
ゴールデンウィークの前になると、手持ちの薬を勘定するのが病人の習性。薬が連休中に切れないよう早めに病院に行って薬を確保する。連休中は病院も救急以外はお休みであるし、俺らがその手続きをする役所もまた、休みとなる。連休前に色々な手続きを済ませておかないと困ってしまう。
様々な生業をしている仲間が多いので、一概には云えないが、連休の休みの日が忙しかったり、その逆で、休みになると仕事がなかったりと、人によっては良い方になったり、悪い方になったりと、そこはマチマチである。そこは、それぞれ上手に調整をするだろうが、そんなに長くはない連休なので、大騒ぎする程の影響はないだろう。
急病の時はどうするのかって?そこは救急車を呼ぶ。路上に居ても、お金がなくても、悪態つかなければ救急車はしっかりと病院まで運んで、受け入れ病院はしっかりと救急医療を施してくれる。快復に向かった場合は、それだけであるが、ここで注意をしなければならないのは、次の日でも、その日が休みの日なら、連休明けてから、最寄り(救急車を呼んだ場所)の福祉事務所に出向いて、救急で運ばれた旨を言い、生活保護の手続きをすることである。これをしないと病院側に大変迷惑がかかるのと、当の本人も再診が必要かも知れないし、療養が必要かも知れないので、とにもかくにも病院から出た後は福祉事務所に行くことを忘れずに。
ゴールデンウィークの新宿ならではの傾向は、この期、仲間の移動が増え、中でも新規で入って来る仲間が増えることである。それが何故かは、色々あるのであろうが、毎年、人の入れ替えの時期はこの頃であり、そうやって毎年、毎年年を重ねて来た。
新しい仲間は新宿のことを知らないので、色々と教えてあげよう。困っている時は、新宿には相談する場所が「とまりぎ」を筆頭に色々あるし、病院にも簡単に行けたりもする。仕事探しのシェルターもあるし、そこから通勤しても良い。自立支援センターと云う施設もある。病気の時は比較的簡単に病院に行けるし、病院の数も多い。住所も連絡会の事務所に置いちゃっても構わない。それでもなかなか上手く行かない時は、生活保護と云う手段もある。新宿区内の施設もアパートも一杯なので、今は山谷の簡易旅館に泊まってもらうことが多いようだが、そこら辺のより好みをしない限りは、そう云う生き方で、ワンクッションを置くのも良いかも知れない。
ま、そんなことは新宿に長く居れば知っての通りなのであるが、新しい仲間は何も知らないので、偉ぶることなく、こっそりと教えてあげよう。そうやって仲間のネットワークと云うのは広がる。新宿の街に流れて来て良かったねと、思われるような街になる。それが、俺たちの目指す「でっかくてあったかい人間関係」でもある。
春暮るる
困った仲間は、連休前に新宿福祉事務所にご相談を。
また、連休中新宿は大混雑なのでトラブルに巻き込まれないよう。
仲間たち
時たま崩れることもあるが、だいたいは夏日直前の、暖かな陽気。湿気が出て来たが、そうなるとちょっと汗ばむが、乾燥がなければさらりとした、この季節らしい陽気。このまま薫風の季節に辿りつくのであろう。最低気温もだいぶ上がって来た。寒暖差はあるにはあるが、許容範囲の範疇。夜はさすがに毛布一枚被らないと眠れないが、夜、睡眠が取れない時は、昼間でも公園でゴロンとして身体を休めたい。春眠は暁を覚えずなので、春はとにかく眠い。人間はそうやって、季節に合わせて体調を整えていくものであるから、逆らわず、眠い時は寝る。休みたい時は休む。これは意外と肝心なことでもある。
残念なことに、検討されていた「給付金」や「減税」は、どうやらなくなったようである。トランプさんが発表したことを突如取りやめたり、延期したりで、何だか迷走している感もあるので、国内経済の危機感を煽るより、交渉しながら、その影響を見てみようとなったようである。肝心の「物価高対策」はガソリン価格を10円引き下げることぐらいで「当座凌ぎの物価高対策」と、されている。これから議論されて行くのは「電気・ガス料金の補助」の再開、あたりのようである。しばらく経済動向と、国民の不満の様子見のようである。
果たして「果報は寝て待て」と、なるであろうか?
そんな中、世間はゴールデンウィークに突入である。裏面にあるよう「住まいがない等で生活にお困りの方は、大型連休期間前に相談を」と、新宿区は呼びかけている。今年は飛び石であるが、後半は4連休なので、それまでに相談をした方が良い、と云うことである。各種色々と先週のチラシにも書いたが、困ることがないよう、事前に準備できるものはしておいた方が良い。病院通っていて薬がそろそろなくなりそうだと云う仲間は、薬の数を確認しておく。特に血圧の薬がそうであるが、ここら辺は心臓に直結する病気なので気をつけるに越したことはない。一日ぐらいはどうにかなるが、4日もとなると、影響が出ても仕方がない。
新宿のゴールデンウィークはインバウンド(訪日外国人)やら地方の人とかで人混みがすごくなる。ホテル業界はウハウハ。一般のホテル以外でもビジネスホテルもカプセルホテルもサウナも漫画喫茶も、どこもかしこも泊まれる場所は予約で満室である。繁華街も相当の混雑になると思われる。夜は酔客があちこちでとなると、路上で寝るのはとても危険となる。その反面「商売」にもなるのであるが、それも含めトラブルにならないよう十分注意である。
東口だけではない。都庁の夜のプロジェクトマッピングも、いつもの「ゴジラ」から、連休中は「ガンダム」に変わると云うことで、こちらにもいっぱい人が寄ってくるだろう。「ゴジラ」と「ガンダム」どっちが強いか知らねども、こんな奇抜なことをするのが、今の都政。ヤレヤレであるが…。
いずれにせよ、喧騒のゴールデンウィークは、トラブルなく、何とかやり過ごすことが肝要でもある。
とりわけ体調管理はしっかりしておかないと、連休中は病院行こうにも、救急搬送しかなくなってしまう。今、「調子が悪い」と云う仲間は、それこそ連休前に福祉事務所に行って病院を紹介してもらい、受診をしておいた方が良い。手続きは簡単である。
五月晴れ
今度の日曜日は高田馬場事務所にて鍼灸相談会。
夕方は都庁下に「医療班」のお医者さんも来てくれます。
仲間たち。
ゴールデンウィークの最中であるが、それもあと数日で終わり。そんなことより、早いもので薫風香る5月である。
今年は、今の時期の気温がやけに高く、早くも夏日続出となっているが、気象庁の3ヶ月予報でも五~七月は、降水量は、ほぼ「平年並の見込み」であるが、気温の方は「高い見込み」となっている。爽やかな新緑の季節を楽しむ間もなく、初夏の陽気になり、蒸し暑く、そして、「ゲリラ雷雨」中心の梅雨の頃に突入しそうでもある。そんな陽気のことも考えながら、色々と準備をした方がよさそうである。
まあ、暑くない程度であれば、冬に比べると行動はしやすい。あちこちと動いている仲間も居るようで、落ち着けるような場所がどこかにあれば良いのであるが、そんなためにも、動かないよりも動いた方が良いだろう。思い切って、福祉を取るとか、仕事を探すとか、病院に行くとか、何かにチャレンジしようと云う仲間も居るだろう。後ろ向きであるよりも、何でも目標を持って動いて行くのも良いだろう。それはそれで、実は大変なことなのであるが、何も動かないと、そう云う経験も出来ない。何ごとも経験なので、色々やってみたいものではある。
そのため、健康であることが大事でもある。若い頃、肉体労働系の仕事をしていると、歳を取ると足腰が弱くなったり、神経痛に悩まされたりもする。暴飲暴食を続けていると、内蔵関係も悪くなったりもするし、脂っこいものを食べて、煙草を吸っていると、血管が詰まったり、血栓になったりもする。「経年劣化」で、それはそれで仕方がないことではあるが、それでも今以上、悪くならないよう、ちょっとでも努力してみるのも必要である。
調子の悪い時は病院行くのが一番であるが、病院行くのも大変であったりしたら、毎月、第2日曜日、都庁下での衣類配布時にボランティアのお医者さんが来てくれるので、相談をしてみるのも良いかも知れない。健康法と云うのは色々あるので、そんなものを調べて見るのも面白い。
神経痛だとか、ぎっくり腰だとかは「鍼灸」も良いかも知れない。「鍼灸相談会」も、同じく第2日曜日、高田馬場の事務所でやっている。鍼灸の先生が来てくれるので、そこら辺の悩みや痛みがある仲間は、相談をして試してみるのも一考である。受付時間、場所等は裏面参照。
風邪の症状が長引いて、変な咳がある時は結核を疑うことも必要である。新宿保健所では毎月一回「無料結核検診」を行なっている。誰でも受けられるので、ちょっと心配な仲間は参加してみよう。日程等はこちらも裏面参照。
また、福祉事務所や「とまりぎ」は、連休明けてからは、通常通りの相談業務をしてくれている。福祉と言っても分からないことが多く、さもありなんな噂が飛び交っているが、実際は自分で行って聞いてみるのが一番である。何を希望し、何を手伝ってもらおうとするのかは人それぞれであるが、そこは口にして言ってみないことには前には進まないものである。
新緑の候
気候の変化は、体調の変化。調子が悪いなと思ったら、
福祉事務所に相談し、病院に行ってみよう。
仲間たち
ここのところ周期的に天気が変わり、春になったり、初夏になったり、大雨が降ったりと、あまり安定もしていないが、そんなことに戸惑っている内に季節は進む。沖縄では早くも梅雨入りとのことで、そんな季節に移り変わるのが、今年は早いようである。
今週は初夏の陽気が続くようで、湿気が高くなると蒸し暑い日があるやも知れない。公園にはもう蚊が飛び交って来たようで、また、毛虫もいるし、チャドクガなんて猛毒の毛虫もいたりするので、ムシムシ、カユカユと、皮膚関連の異変やら病気やらも流行って来る。もちろん、お馴染の熱中症なんてのも早めに意識をしておいた方が良いだろう。衛生面でも色々と注意が必要で、着替えを頻繁にする、「とまりぎ」のシャワーワービスを活用するなど、ある程度清潔に保っておかないと、これからの季節、不快指数も高まる。そうなると心にも影響があったりもして、イライラ、カッカッと、先日のような地下鉄で包丁振り回す人も現れる。少し前、都庁の下でも刃傷沙汰があったようであるが、そんなことが多くなると、繁華街での職質も多くなるので、持ち物は注意しておこう。6センチを越えるカッターやナイフや包丁は正当な理由がない限り銃刀法による規制の対象となるので、そんなものが職質で鞄の中から出てくると、色々やっかいなことになる。イライラして人を殴ったり、自棄になって器物を壊すのも駄目。都会は監視カメラだらけなので、すぐに発覚して捕まってしまう。まあ、そんな世の中に暮しているのであるから、自分の背丈以上のことはやらないことである。
まあ、短い新緑の季節を十分に楽しむことにしよう。
さて、東京都は今年1月(冬期)の「路上生活者概数調査」の結果を公表した。これによると、国河川を含め都内全域で565名の仲間が確認されたとのことである。前年同期調査と比較すると、59名が減ったとのことである。概数が減少しているのは、「自立支援センターの運営をはじめとする路上生活者対策事業等の効果」であると、東京都は自画自賛しているが、俺らがこの数字を見ると「そうか、それだけの仲間が亡くなったり、病院に担ぎ込まれたのか」と感じる。つまりはこの数字、高齢化している路上の仲間の自然減を反映しているだけで、そんなに対策の効果なんてあったの?と、皮肉の目で見たくもなる数字である。
新宿区は昼間の概数調査では76名。新しくやっている夜間の調査では34名。深夜帯ターミナル駅周辺調査では新宿駅は85名。何とも整理されていない数字が羅列されている。これをどう見るかであるが、夜間の調査は精度が低いと考え無視し、昼間76名が、分かりやすい半定住層の仲間の数。それに夜間駅だけで寝る流動層の仲間が85名、合計で161名がトータルの人数と推測した方が良いと思われる。連絡会の深夜パトロールでも、この時期の調査は駅周辺だけで148名。それに戸山や大久保地区を加えると計165名となり、今回の都の調査とだいたい同じである。ま、これが実数に一番近い、この冬の仲間の数と云うことで、確認しあった方が良いであろう。
これに加え、新宿区の推進計画で指摘された「見えにくいホームレス」も、繁華街の中には大勢いる。「減った、減った」と言われているが、実はそんなに減ってなどいないのが新宿のホームレス事情であって、その前提で対策を考え、実行していく必要があるのではなかろうか?
梅雨のはしり
暑く、ジメジメする季節はこれから。
体調優れない仲間は、福祉から病院の受診を。
仲間たち。
連日の夏日になったかと思えば、雨模様。少しひんやりとするが、湿度が高いので、ジメジメした雨。
こう云うぐずついた天気を「梅雨の走り」と云うのであるが、5月の半ばで早くもそんな天気になってしまった。まあ、ここのところ最低気温がぐっと上がっているので、寒暖差も激しくなく、寒くもないので夜は助かるが、問題は、昼間の気温がここまで高くなると「熱中症」になったりもする。これから塩分、水分補給はしっかりと意識した方が良いだろう。
ここのところ、体調を崩してしまった仲間の相談が増えている。春から初夏への季節の変わり目なので、古い傷も痛むし、持病もまた悪化する。必要な薬は飲み続ける。血圧を測るなど、自身の体調管理もしっかりと意識する。そんなことが大事である。
血圧は健康のバロメーターでもある。血圧計は図書館やら公民館やら公共施設にはだいたい置いてあり、自由に使えるので、定期的に計り、記録するなりしてチェックをしておいた方が良い。連絡会の事務所にも置いてあるので、こちらも自由に使える。血圧と云うのは、その日の状態などで変わってしまうのであるが、出来るだけ落ち着いた中で、深呼吸をした上で計らないと正確なものが出て来ない。路上で血圧を測ると、どうしても高めに出てしまう。それだけ、緊張しながら心臓が働いているからである。なので、決まった時間に室内で二回程計り、それを定期的に続け、平均化すると自分の平均血圧値が出て来る。年を取ると血圧も高くなる。「年齢+100」と云うのが平均血圧であると、かつて言われていたが、それはあくまで目安であるが、意外と正しいよと言う医者も多い。ま、平均血圧が高めでも、それが日々、乱高下するのは、これは良くないので、そんな時は自覚症状がなくても循環器内科を受診した方が良いだろう。もちろん、めまいがする、息切れがするとかの自覚症状が頻繁にあれば、これもまた診てもらった方が良い。
咳ひとつとっても、それが長く続くようならば、単なる風邪ではないと思われる。「乾いた咳は喘息、痰がからむくぐもった咳は結核を疑え」なんてことも、これまた昔から言われて来た。今は色々な病気があるので、そう一概には言えないが、結核はとにかく怖いので、レントゲン検診は年に一度は受けた方が良い。新宿保健所では毎月「だれでも検診会」をやってくれているので、そんなものも利用していこう。また、咳が3週間ぐらい続くようなら、呼吸器内科や一般内科での受診が必要であろう。
関節系の病気も、神経痛もやっかいだし、リウマチなど投薬治療を一生続けなければならない病気もある。これもまた診断してもらわないことには分からない。
誰しも自分の病気と向き合うのは「勇気」がいることであるが、そこは「思い切り」が必要である。
お金もなく、保険証もない仲間は、福祉事務所で簡単な手続きをして、指定の病院を紹介してもらう。着るものが気になるときは、その旨言えばシャワーを浴びたり、着替えをもらえたりもする。あとは病院行って、受付で書類を出すだけ。病院が好きな人は居ないと思うが、そうなってしまったら病院通いもまた仕方なし。
どんな生活をしていても、とにかく体調管理だけは、しっかりと。
迎え梅雨
今年の梅雨入りは割と早そうなので、今の内に心の準備を。
食中毒も流行りの季節になるので、そこも気をつけて。
仲間たち
「まだ5月と云うのに」と、言われ続けて来た先行しすぎる陽気も、最後の最後は梅雨時期前の平年並の気温に戻り、何だかんだと帳尻を合わすかのよう終わろうとしている。
梅雨前線は既にしっかりと張られており、それが列島にかかるか、かからないかの問題のようである。九州南部が先に梅雨入りし、遅れていた沖縄、奄美地方もいよいよ梅雨入り。それぞれ大雨が多いとのこと。関東甲信は平年だと6月の初旬あたりであるので、この曇り空の多い、ぐずついた天気が続き、そのまま梅雨入りと云うのもあるかも知れない。
近年の梅雨は「しとしと雨」に留まらず、ゲリラ雷雨のような極端な大雨をもたらす。そうなると表ではいられず、避難することになるが、地下街など避難先での冠水や水漏れなど、老朽化した施設内でもおちおち居られない。昼間はデパートでも図書館でも、しっかり避難できる場所はあるが、夜にもなるとそうも言っていられない。こればかしは時の「運」のような面もあるので気をつけようがないが、夜通し雨風に吹かれながら、横にもなれず一睡も出来ないこともあるやも知れないので、そこは或る程度の緊張感をもって臨まねばならないだろう。「災害級」になれば公の避難所が出来るが、そうでない時はそう云うものはないし、雨に濡れた状態で入れる場所と云うのは、そう多くはない。
雨は仕方がないものの、そうなった時はとにかく「避難」。濡れないことである。じめじめした気候の中では洋服はそう簡単には乾かない。濡れたままでいると体温が奪われる。とっさの着替えがあれば良いが、そう云うものも濡れてしまうなんてことも多い。そうなれば間違いなく風邪を引く。風邪程度であればまだ良いが、肺炎なども起こしやすい。
そんな訳で、雨への対処を一歩でも間違えると、それはそれで生命に関わったりもする。路上の仲間は特に気をつけたい。
農水大臣が代わるなど、今「米価高騰」の話題でもちきりであるが、「米騒動」と云っても、凶作で米がない訳ではなく、流通やら投機の関係だかで、十分な量が市中に回っていない問題のようである。大正時代の時と構図が似ているようでもあるが、どうなることであろうか。
連絡会は炊き出しなどを通じて、米との関わり、農村との関わり、が強いのであるが、値段が上がっているのに農家は潤ってはおらず、増やせと云われてもそうそう簡単なことではない。結局は機械と消毒頼りなので、そのリース料やら、燃料費、消毒費やらで作れば作るほど赤字になってしまう構造は変わっていないなど、そんな声も聞こえて来る。米農家は兼業が多く、人手もないので休耕地があったとしてもそんなに大きくは出来ないものである。
そのお溢れを頂いている俺らも、とても厳しい状況であるが、農家の人々の善意と云うものも他方では廃れずにある。もらってばかりでなく、もらうのが当たり前だと思わず、自らも応援に行く、支えに行く。自分たちで鍬を持つ。そうやって多少でも恩返し。そうやって仲間のお米は政府なんかに頼らず、確保し続けて来た。そのスタンスだけは維持して行きたい。今年も越後「いろりん村」での米作りの支援、信州「山谷農場」の応援を続けて行くので、そんな思いも汲み取って「おにぎり」を食して頂ければ幸いである。
食中毒の季節にもなるので、そこも気をつけましょう。
あじさいの頃
天気安定せず。日々の予報のチェックを。
今度の日曜日は高田馬場で「鍼灸相談」夜は都庁下で「医療相談」。
仲間たち
雨の季節に相成った。早くも6月、夏シーズンの始まりでもある。関東の梅雨入りはまだであるが、早くもぐずぐずとした、安定しない陽気になっている。夏日になったり、雨になったりと、このまま「猫の目天気」で何となく梅雨になっていきそうな雲行きである。こう云う時は日々の天気予報のチェックを忘れずに。
先日、3ヶ月予報が気象庁から発表されたが、6〜8月は全国的に暖かい空気に覆われやすく、気温も平年より高い見込み、かと云って雨が降らないかと云えば、そうでもなく、降水量はほぼ平年並であるとのことである。6月は雨の日や曇りの日が多いが、梅雨が明ける7月からは昨年のように猛暑日続出になるとのことである。ま、水不足にはならなくて済みそうだし、農作物に大きく影響がある冷夏にもならないので、その点は良いのであるが、あまりに暑いと高温障害なんかもあるので、その点は心配ではある。そして、都市生活における「熱中症」は、もはや夏の大きな社会問題にもなっているので、これが拡大してしまうのも心配である。
話題の米の問題で云えば、今、各地で田植えの頃でもある。作付け面積をちょとでも増やす、新規で田を起こすなど、農家の方々は、今年度米が「不足」にならないよう並々ならぬ努力をしているようであるが、「余所者には米を作らせない」と云う土地への誇りや、農家としてのプライドやらが、ここに来てそんなものが強くなって来たような感もある。そんなこともあり、今年は越後「いろりん」村の小さな田んぼは残念ながら休耕となり、仲間の独自の米作りは出来なくなってしまった。ま、水とかの管理を地元の人に任せていたので、これはご時世仕方がない。なので、今年は、地元の農家さんの米作りの応援と云うことで、「いろりん村プロジェクト」に参加することになった。こちら山間部なので、未だ雪が残っており、今月半ば頃にようやく田植えになるが、米作りの作業に今月から隔月で「援農部隊」としておじゃますることになった。ついでに安い農産物を仕入れて「おにぎり」や「食事提供」に使ったりも出来る。都市と農村との往還は、これは楽しいものでもあり、色々考えさせられるものでもある。
安い備蓄米がようやく市中に回るようであるが、古い米をいかにおいしく炊けるのかなんてことをテレビやラジオで盛んにやっているが、こんなのは「炊き出し」の古くからの常識。貧しい人々が昔から工夫して来た炊飯方法。そんなことも忘れてしまい、やたら贅沢になった「消費者」が「ブランド米」しか買わないから、今の農業や農政は、こんないびつな格好になってしまったのかも知れない。
農業もそうであるが、自然相手や機械相手の肉体労働を続けていると足腰に過度な負担がかかる。筋肉痛ぐらいなら良いが、ぎっくり腰になったり、神経痛になったり、50肩になったりもする。メンテナンスと云うのも必要になったりもする。そんな仲間は今度の日曜日、「鍼灸相談会」が高田馬場の事務所であるので、気軽に来てもらいたい。ちゃんとした鍼灸師の先生が対応するのでご安心を。受付は10時から14時までです。
また、夜はボランティアのお医者さんが都庁下の衣類配布の場所に来てくれます。必要な仲間は相談を。
梅雨入り前
天気も変わり、蒸し暑い雨の頃へ。そして、熱中症の警戒も。
連絡会の重鎮 太田さん69歳で死す。ただ感謝しかない。冥福を。
仲間たち
梅雨入り前だと云うのに真夏日続出の日本列島になったが、今週は一転、曇りや雨の日が多く、各地で梅雨入りが始まる見込みである。関東は例年よりちょいと遅くなるとの予報もあるが、何だかんだと梅雨前線は元気に活動しているので、そのうちに前線が滞留してくるであろう。
「熱中症」が毎年大きな問題となる中、職場における「熱中症対策」が義務化されることとなった。「熱中症」と云えば、一人暮らしの高齢者が危険だと言われているが、建設現場など屋外作業の工事現場で倒れる労働者が、高齢者同様多くなっている。炎天下の下で働く時は会社も気をつけルールを作り、また自身も気をつけ作業に当たろうと云うもので、労災事故を減らそうとする取り組みの一貫である。会社側がこれを怠ると罰則もあるので、どこの会社も取り組みを開始しているようだ。そんな現場で働く時は、しっかりと対策がとられているのかなど、働く側もチェックをし、提言をしていった方が良いだろう。俺らが働く会社は、中小零細が多く、社長自ら現場に出ることも多いので、話しもしやすい。労働組合の必要性はこう云うところにあるのであるが、組合がなくても色々な話しができるのが小さな会社の良いところでもある。
が、自営の場合は自分の自覚だけである。屋外の雑誌売りなどで熱中症になっても、会社は責任を取ってくれない。アルミ缶でも雑誌回収でも同じである。なので無理をしないと云うのが基本である。
俺らはどうしても屋外の暮しになるので、夏場は特に気をつけた方が良い。日照りの時は涼しい場所で休む。
新宿区は区内のシニア館や郵便局をつかった「まちなか避暑地」を今月から新たに開始した。高齢者対象なのと、地域のお年寄りが普段使っている交流館なので、一見さんはなかなか利用しずらいとは思うが、郵便局(新宿局、新宿北局、牛込局)は使えるかも知れない。もちろん寝ころんではいけないが、暑くてたまらん時の一時的な避暑地としてはとても良いものになるだろう。それが駄目なら福祉事務所の待合場所もクーラーは効いているので少し休むくらいは使わせてくれる。
水分補給、塩分補給も大事である。「熱中症」は脱水症状になったら、すぐに病院運ばないととても危険。そうなる前にしっかりと対策をしていかないと、命に関わる病気でもある。ビールのおいしい季節になったが、アルコール類は利尿作用があるので「水分補給」にならないので、その点も知っておこう。スポーツドリンク系が良いが、塩飴なんかは100円ショップで売っているので、それを買って何粒かポケットに入れておくのも立派な対策。連絡会の塩飴配布も、そろそろ始める予定なので、そんなのも活用してもらたい。
訃報である。その昔、当事者として池袋の活動の基礎を作り、その後、新宿に居を移し、連絡会の活動を担ってくれていた太田英一さん(69歳)が、末期がんのため、先日、病院で亡くなった。その死の数週間前までおにぎりを握り、衣類の整理もしてくれていたのだが、体調が優れず、通いの病院に行ったところ、転移が確認され、「余命宣告」となってしまった。一度退院もしたのであるが、身体が持たずに再入院。死後のことを仲間に託し、悔いなく旅立たれた、
太田さん、長い年月、仲間のため、本当にありがとうございました。 無念、追悼……。
梅雨の雲
雨が降ったらジメジメして蒸し暑い。晴れたら晴れたら蒸し暑い。
梅雨の時期は衛生面もしっかりと。
仲間たち。
全国的に梅雨入りで、九州などで各地で大雨となったが、梅雨の晴れ間の日では気温が30度を超え、真夏日にもなっている。湿度も上がり蒸し暑い日が続いている。今週は何だか梅雨が明けたような天気に戻るようで、調子が狂ってしまうのであるが、晴れたり曇ったり雨となったりを続けている内に本格的な夏になるのであろうが、まだ6月の半ば。今年の夏は長くなりそうである。
それでも雨の日の朝晩は、少しひんやりする時もある。連絡会の深夜パトロール時の毛布配布は、22日(日)が、今期の最終回となるので、必要な仲間は声をかけてもらいたい。昨年の10月から毛布を配り続け、累計で500枚近く路上の仲間に配って来た。これは全国の支援者から送って来てくれたもので、それを無駄にすることなくすべて配り切ることが出来そうである。おかげで仲間を寒さから守ることも出来、感謝である。次のシーズンは今年の11月以降となるのでそれに合わせて募集もしっかりとしていきたい。
衣替えの季節でもある。長く鞄の中に衣類を入れておくと、今の季節、かび臭くもなるので、思い切って取り換えてみたりして、色々と工夫をしてみよう。衛生面では特に気をつけねばならぬ季節でもある。「シャワーサービス」は、花園神社の裏の福祉事務所となりにある相談所「とまりぎ」でやってくれている。汗だくになったままだと、どうしても身体が汚れる。街中の銭湯は少なくなって、しかもあったとしても遠方にしかないので、この場所でのシャワーサービスの利用価値は高い。ちなみに、「とまりぎ」のサービスは、路上で暮している仲間専用で、生活保護の仲間は使えないのでお間違えのないよう。
夏ものの衣類の方は引き続き毎週日曜日、都庁下で実施している。夏用ともなると衣類の量も少なくなってくるので、順番に点数を決めて並んでもらっているので、その点はご協力を。また、女性ものや、アメニティ類も同じ場所で配っているので、こちらも衣替えに利用してもらいたい。連絡会のサービスは、路上の仲間限定ではなく生活保護の仲間なども来るので、そこら辺は曖昧であるが、「困っている仲間に必要な量だけ」が、基本と云うか、原則でもある。なので、ガメるようなことはしないよう願いたい。
その都庁、歩道と車道の打ち替え工事があるようで、ハウスに「撤去警告」のようなものが張られ、そろそろその期限となるようである。この工事、35年前の都庁開設と同時に整備された、当時は奇麗な歩道であったが、その後は手をつけていないので、今はボコボコの老朽化。それを補修し、張り替えるだけなので「悪意」はないようである。当該地域の仲間にとっては迷惑な話しであるが、そもそも専有に許可をもらっているわけではないので、そこのところは上手に振る舞ってもらいたい。「移動場所が見つからない」「これを期に」と云う仲間は、福祉事務所も回って来てくれているので、福祉を取るとか、自立支援に行くとか、そんな転機にしても良い。そんな複雑な工事ではないので、工事などすぐに終わる。それまで別の場所にと云うのも、判断である。
連絡会の活動の方は、日曜日なので工事はしていないだろうから、邪魔することなく、空いているスペースを活用し、いつも通りやっていくので、その点はご心配なく。
まあ、何だかんだと、うっとおしい梅雨である。
夏至
梅雨空が戻ってくるようではあるが、連日の蒸し暑い真夏日、
くれぐれも熱中症にかからぬよう、ご自愛を。
仲間たち。
南の方から季節外れの高気圧がやって来て、梅雨だと云うのに梅雨前線は一時行方不明、太平洋側は真夏日、猛暑日続出の、異様な6月となっている。梅雨前線はようやく顔を出し、今週は梅雨空に戻るとのことであるが、いつもの夏至の頃とは違い、曇りでも雨の日でも、とにかく蒸し暑い真夏日続きのようである。
こうなると「熱中症」の話題が毎日のように飛び交う。「熱中症アラート」があちこちで発令され、既に高齢者を中心に亡くなっている方もいるようである。早い猛暑到来で、身体の方が慣れていない。暑さへの適応能力には個人差があるが、基礎体力がなかったり、衰えたりすると、それも弱まる。そんな時に無理をしていると汗がとまらなくなったり、身体に熱をためすぎてクラクラしたりと、熱中症の症状が現れる。
どうすれば良いかって?それは、まずは慣れることである。無理をせず、徐々にならしていけば良い。そして、汗をかいたら水分、塩分補給である。スポーツドリンクや塩飴なども良い。そして、十分な休息と睡眠である。今、最低気温は22度前後。表ではとても良く寝られる気温でもある。風など吹くと心地よい。そんな絶好な時には十分に休息と睡眠を取る。これだけでもだいぶ違う。昼間の暑い時はあまりバタバタ動かない。新宿区の「まちなか避暑地」でも良いし、図書館でも、デパートの中でも、クーラーの効いた場所で、暑さを凌ぐ。
それぞれ工夫しながら、この夏、どうにかこうにか「熱中症」から身を守っていこう。まだ6月なので、先が思いやられるが、お天道さまに文句を言っても始まらない。自衛、防衛である。
それでも、これは身体が持たないと云う仲間は新宿福祉事務所に相談をしてみよう。高齢で仕事があまりなく、身寄りもないなら、生活保護の申請をしてみるのも良いかも知れない。生活保護でなくても良いから「どうにかしたい」とか「どうにかしてよ」と、云う仲間は、福祉事務所の隣にある相談所「とまりぎ」で話しを聞いてみるのも良いだろう。新宿区では自立支援のための色々な施策があるので、自立支援センターにせよ、自立支援ホームにせよ、馬場ハウスにせよ、宿泊出来る施設は色々とある。今はどこの施設もクーラー設備はあるし、三食は提供されるので、涼むこと、ゆっくり休むことは可能である。「とまりぎ」ではそこら辺の情報提供や、福祉につなぐお手伝いもしてくれるので、気軽にご相談を。
さて、都議選があって、今度は参議院選挙がこの夏にあるようで、このタイミングの中、石破総理は物価高対策のため「一律2万円、子供と非課税世帯は+2万円」の給付の検討を指示したと報じられている。これが選挙公約になるようでもある。一律2万円は富裕層にも配られるので、「そんな端金」は要らないと云う人もいて「不評」のようでもあるが、俺らのような生活がカツカツな人々にとってみれば4万円は大変助かるので、選挙結果がどうあろうと、是非進めてもらいたいものである。
今回もどうなるか分からないが、いずれにせよ、この給付金は住民台帳が基本となる。自分の住民票がどこにあるのか確認するなり、新宿に移すのであれば早めに移すなりしていかないと、とりっぱぐれになったりもする。期待する仲間はそこら辺の準備もしておいて損はないだろう。
向夏のみぎり
突然の雷雨などにはくれぐれもご注意を。
今度の日曜日、鍼灸相談会 高田馬場事務所であります。
仲間たち。
台風が熱帯低気圧に変わり、それが復活した梅雨前線をやたら刺激したらしく、一気に大気が不安定となり、真夏日から一転、各地で大雨をもたらしている。東京も土砂降りであったが、それにも増し蒸し暑く、梅雨の雨ではなく夏の「ゲリラ雷雨」の雨となった。その後、梅雨前線は北陸あたりに停滞し、これまた激しい雨をもたらしている。
晴れていなくても、これほど蒸し暑くなると何かと不快指数が高まる。熱中症の危険もまた高まる。そのうち夜も熱帯夜になったりもするので、睡眠不足にも襲われる。夏はあまり良いことはないが、どこでも寝れるのが唯一の良いところ。休息、睡眠はとても大事である。出来る限り快適な場所を見つけ、休める時には身体を休めておこう。
こんな気候なので、公園の整備されていないところは雑草生え放題でジャングルのようになっている。そんな所で横になれば、蚊に刺されたり、毛虫に刺されたり、害虫うようよなので注意が必要である。毛虫も「チャドクガ」のように猛毒をもったものも居て、刺されて意識不明で救急車なんてこともある。気をつけることである。農家の人が夏場でも長袖で作業をしているよう、皮膚をとにかく守ることも大事である。芝生の上でも、半袖半ズボンで寝ころんでいたら、それはそれで後が大変である。
皮膚の病気はかなり個人差があるが、痒くてもあまり掻かないこと。薬を塗っても治らない、発疹などが全身に広がるようであれば、病院である。保険証もお金もなければ福祉事務所で相談して皮膚科のある病院を紹介してもらう。そんなこんなで我が身を守っていこう。
衛生面の管理もとても大事である。汗でべたべたした状態のままだと何かと不衛生である。なかなか風呂に入れない時は「とまりぎ」のシャワーサービスを週に何回か利用するのも良いだろう。下着類なども頻繁に取り換えた方が良い。「とまりぎ」では洗濯のサービースもあるので、洗濯物干せる場所がある仲間はそれを利用しても良いし、あまりに汚れている時は捨てて取り換える。ズボンも上着も同じものを着ていたら汗で相当汚れてしまう。衣類の提供は毎週日曜日都庁下でやっているので、着替えが必要な仲間は取りに来てもらいたい。ひげそりや歯ブラシなどのアメニティもあるので、衛生維持のためそんなものも活用してもらいたい。
連絡会の鍼灸相談会、来月は鍼灸師の先生の都合で今度の日曜日6日に変更となりました。お間違えのないよう。
夏の体調管理には鍼灸は意外と効いたりする。夏バテなどの疲労感、むくみや、胃腸の不調は夏場によく現れるが、鍼灸で自立神経のバランスを整えることが症状緩和に役立つこともある。その他、肩腰の痛みや神経痛などに悩んでいる仲間などは試してみるのも良いかも知れない。
鍼灸相談会は高田馬場事務所で午前10時から午後2時まで受付です。お気軽にどうぞ。
もうすぐ7月である。夏本番、からっとした暑さの方が良いのであるが、残念ながらそうはいかないようで、亜熱帯のような過酷な夏になるそうである。覚悟を決め、夏を乗り切ることにしよう。